君を、ずっと。【完】
「岸(キシ)です。すみれの彼氏の」
「あぁ、すみれの彼氏の!…は!?」
普通に挨拶するもんだから、それが当たり前みたいになってた。
けど
「ちょっと!?すみれ!どういう…」
「まあまあ、とりあえずどっかお店入ろ!もうお腹ぺこぺこ~」
「じゃあ、あそこのパスタやさん入ろうか」
「うん!」
ちゃっかり私を置いて先にお店へと向かってく二人。
え?もしかして二人、デートだった?
てかなんで私よびだされたの?
なんなら仕事行けばよかった―…
あ、そういえば岸って。