君を、ずっと。【完】



あの後、神山の家に行くのだとそう思ってた。


『今日はいいわ』

『え、』

『相手してほしいとき連絡するから。電話番号、変わってる?』

『変わって、ない…』

『了解』


それだけ言うと神山は私の手を取って、家まで送ってくれた。



神山とのキス。

あの頃と違う、少し大人の、キス。



私は部屋に入ってすぐに、すみれに連絡をした。


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