♥恋コイ♥  【完結】
とにかく、言われたまま

私の顎の下あたりで組まれた野獣の手を

両手で握った。


フラッシュが、光る。


すると

野獣が、フッと、息を耳に吹きかけてきたから

撮影中だということも忘れ

ドキっとして

後ろを振りかえった。
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