♥恋コイ♥  【完結】
『ちょっと!勉強はどうするのっ』


若干ふてくされて軽く噛みつく。



「ああ。そうだった。
 じゃ、さっそく今日からな。
 場所は・・・」


野獣は笑って涙目になった眼尻を
手でこすりながら言った。


『図書室はどう?』


「OK。決まり
 じゃ、またな」



スクっと立ちあがると、
クククッと思いだし笑いをしながら
私に背を向けて去っていった。


嵐みたいなヤツ


私の心の中も
まるで嵐が通り抜けたように
いろいろな思いがゴチャゴチャになっていた。





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