♥恋コイ♥  【完結】
「行きましょう」

『う、うん』


と返事はしたものの、足が・・


さっと佐久間君が手を握り、
私の一歩先を歩きだした。

私は佐久間君に導かれるように
図書館の入口へ
吸い込まれるように入っていった。


佐久間君のこういう
時々年下らしからぬ、
スマートなエスコートは、
彼が持って生まれた
天性の代物なんだと
つくづく思う。

ホント、ありがたき。
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