私たちの恋愛事情
私が後ろを振り向くと
「ひぇー!夏希様こぇー」
歩美の横で幼なじみの中島がわざとらしく身震いをしていた。
「うるさーい!」
ついカッとなって私は大声を出してしまった。
「夏希うるさい!」
歩美さんから怒られてしまった。
周りにだれもいなくて良かった~
なんてホッとしていると
歩美が突然
「夏希。いいの?」
「え?なにが?」
私は訳がわからず聞き返してしまった。
「だから!涼太の事だよ!」
すると今度は呆れた様子の中島に言われた。
「夏希。今のままじゃ....」
「いいの!まだ好きなんだもん....」
歩美の声を遮る様に言い返したものの