寵愛婚―華麗なる王太子殿下は今日も新妻への独占欲が隠せない
 病弱な体ゆえに女王としての資質を不安視する諸侯たちの声も多く、最近ではあからさまなその言葉がクラリーチェに届くこともある。
 それを聞くたびクラリーチェは部屋に閉じこもり、ジェラルドはそんな彼女の姿に胸を痛めていた。



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