君と私の約束
なんで愛梨の苦しみに気づけなかったんだろう。


俺はいつでも自分ばかりで、なんで愛梨を救って挙げられなかったんだ。


愛梨が眠っている間、自分を責めた。


目を覚ました時、

「大丈夫か?」と、きくと。


本当に冷たい声で


「好きな人ができたの。別れよう」って。


そんな声が震えていたことにも気付かずに、俺はカッとなってなんでだよ!とどなってしまった。


最後には愛梨をきづつけるこんな言葉を吐いてしまった。


「お前なんか初めから好きじゃなかった」って。
< 15 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop