両想い切符〜ふた駅先の片想い〜



俺はずっと、幼なじみの梨捺が好きだった



男を惹きつけるやり方を知ってる梨捺。


どこをとっても魅力的で魅惑的。


ちっちゃい頃から周りとは全然違う彼女に憧れて、そんな気持ちは簡単に恋愛感情になった。



でも、コロコロと相手を変えるコイツ。



でも、絶対に俺には寄ってこない。


それは、大事にしてくれてんだって分かってたけど、そんな優しさなんて要らなかった。



甘えたい時は俺に甘えろよ。


そんな何処の馬の骨か分かんねぇ男じゃなくってさ。



梨捺になら、なんだってやってやれる。



そう思ってたどうしょうもない俺だった。



そんな時だ。


てんぼちゃんに出会ったのは。



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