両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
その後、弁当の時間になってから、私の周りは大騒ぎ
「未緒ちゃん!付き合ってるの!?」
「え!どっちからどっちから?!」
「そりゃ!智弘くんでしょ~~」
はぁぁ~もー!智弘があんなことするから!
吉岡先輩にも見られちゃったじゃん。
まぁ、先輩はそんなこと気にして見てないか…
今は梨捺先輩ってゆう大事な彼女さんがいるんだもんね…
「いやぁ~さすがちぃ!開き直ったら強いねぇ~」
なんて舞衣は呑気に笑ってるけど…
全然笑い事じゃないから!!!!
「まぁまぁ、ちぃは割とずっと前から未緒にベタ惚れだったから、私は見てて嬉しいけどねぇ?」
「もー!そんなはっきり言わないでよ!
恥ずかしい!!!」
「青春ねぇ~~」
なんて言って舞衣は笑ってる
「もー!ほんと人事だから面白がって!
あ、舞衣~喉渇かない??」
「あ、ちょっとかわいたかも!」
「私、お茶買ってくるね!」
そうあって私は体育館の横にある自動販売機に向かった