両想い切符〜ふた駅先の片想い〜



そんなぼんやりとした毎日を過ごしていると


「未緒ぉ~お願い~!!!
一緒に可愛い秋服買いに行こーよー!!

ねぇー未緒ぉ~~」



きっと落ち込んだ私に痺れを切らした真衣が買い物に誘ってくれた



「うん、、久しぶりにパーっと買い物しよっか!!!」


「そーこなくっちゃ!!」



放課後私たちはあのショッピングモールへ買い物に出かけた



店頭にならぶ可愛い服たちをみていると、なんとなく気持ちが晴れてすっかりこのごろ悩んでぼんやりしていた心を忘れてた



「これこの前ちょーほしかったやつ!」


「あーあの服売れちゃった~」


なんてずっと明るく買い物してる真衣。



その言葉から結構最近このショッピングモールに来たんだってことがわかる。



彼氏さんときっと来たんだよね。


なのに私を誘ってまた来てくれたんだよね。



親友の気遣いに心があったなくなって泣きそうになった



ちょっと疲れて休憩しようと入ったカフェで真衣と一緒にあたたかいココアを飲んだ




「真衣...ありがとね」



「ん?なにが~???」



「気遣わせたよね。ごめんね?」



私がそう言うと真衣はにっこり笑った




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