両想い切符〜ふた駅先の片想い〜


最初は私も先輩と一緒に勉強してたんだけど...


だんだん睡魔が襲ってきて、、、


私はそのままご就寝。



先輩に肩を叩かれるまで起きないという...

何たる失態.......。




「今日はてんぼちゃんがいたから勉強はかどったわ」



そんなこと言いながら笑う先輩はずるい。



そしてそのまま、何も言わなくともお互い手を握って駅まで歩く。



なんて幸せな時間なんだろう...。



そういえば、先輩ってどこの大学うけるんだろう。




少なくともこの辺に大学はないから確実に離れ離れだ。



しかも先輩が学校に来るのもあと4ヶ月程だし、そのうちの2月からはもう自由登校で会えなくなっちゃうんだ...。




< 145 / 186 >

この作品をシェア

pagetop