両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
映画が終わって少しだけウィンドウショッピングをしてから、ご飯を食べた
先輩と食べるご飯はすっごく美味しくて、特別な気がした
すっかりと暗くなってから、二見駅から私の家までの帰り道...
「映画、ちょーよかったね
特に最後のキスシーンとか???」
先輩がにっこりと話す。
「は、はい/////」
私はさっきの先輩の体温を思い出してまた恥ずかしくなってしまった。
チラッと先輩を見ると嬉しそうに笑ってる
もぉ~絶対わざと!!
「先輩って意外と意地悪ですね!」
「知らなかった??
こーゆう俺、きらい??」
先輩は立ち止まって私の方を向いた
私はううんと首を振る
「ん?そんなんじゃ分かんない。
俺、めっちゃ不安だわ~」
なんて言って少し悲しそうな顔をする先輩
「す、好きです...!!」
私がそういうと、プパっと吹き出して笑った