両想い切符〜ふた駅先の片想い〜



「未緒!!」



先輩が私に気がついて駆け寄ってくれた



「来てくれてありがとう」


「ううん。いざこーやってみると、先輩とバイバイするのやだな...」



私がそう呟くと優しい顔をしていつもみたいに頭をポンポンと撫でてくれる。



「俺も。こんな可愛い子、置いてくのやだ」



「先輩...」



「未緒、もうちょっと俺の部屋に荷物あるからさ、手伝って??」



そう言って先輩は私の手を引いて家の中に入れてくれた



「あら、こんにちは♡ 未緒ちゃん??」



そう言って玄関に出てきたのは…お姉さん??


「母さん、急にびっくりしてるから止めて?」



えっ!?お母さん!?



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