両想い切符〜ふた駅先の片想い〜



「未緒...。むこう向いて」



そう言って私が先輩の反対側を向くと後ろから首もとにキラキラ光るネックレスを通してくれた



「へ??」



「これ、一ヶ月記念のプレゼント。
ごめんな?こんな辛い日にさせて。」



私はたまらなくなって先輩に抱きついた




「先輩...私。やだ。先輩と離れるの。」




「未緒...俺も。

でも、心配するなよ?

未緒が辛い日は学校なんか置いて帰ってくるから。
毎日電話するし、何回も会いに来るから。」




先輩の言葉に私は涙が止まらなかった。




「先輩...私、先輩と同じ大学に行けるように勉強がんばるね」



私がそういうと先輩は少し驚いたような顔をして



「そんなことまで考えてくれてんの??

もー。ほんと、未緒可愛すぎる」




そう言って私の涙を拭ってくれた



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