両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
「未緒...俺、ほんとに未緒のこと大好きだから」
私は声を出すと泣いちゃいそうだからこくりと頷いた
駅のロータリー。
田舎すぎて全然人がいなくて静まり返っている。
それがまた別れを連想させて心に染みる。
先輩のお母さんは私たちの気を利かせて先にホームに行ってるんだろう。
「先輩、元気でね??すぐ会いに行くから」
私がそういうとぎゅっと先輩は私を抱きしめた
「未緒...愛してる」
そう言って今までよりももっと深いキスをした
この唇が離れちゃったらもう先輩は旅立っちゃうのかな。
そう思うとキスをやめたくなくて、もっともっとと先輩にぎゅっと手を回した