両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
吉岡先輩は何にもないように笑ってるけど…
なんか。複雑。
吉岡先輩、無理してるんじゃないかなぁ
学校の最寄駅になり、吉岡先輩と梨捺先輩が電車を降りる
私はいつも通りそのあとから降りて2人の背中を見ながら登校する
ときより梨捺先輩が吉岡先輩をつついたり、頭を撫でたり、ほっぺをつまんだり…
いわゆるボディタッチをよくしてる。
吉岡先輩はなんともない顔してるように見えて、耳は少し紅く染まるんだ
はぁ〜〜。いいなぁ。
私にもあんな美しさがあればあんなことも普通にできちゃうのかなぁ。
なんて思っていると、学校に着いた
「未緒〜〜!おはよ〜〜」
「舞衣〜〜」
舞衣は私の親友、茅ヶ崎 舞衣(ちがさき まい)
「またどーしたの?そんな浮かない顔して!
吉岡先輩??」
「うん……。」