両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
そんなことを思ってるところで電車が来た
あ〜電車、今来ちゃったか…
もうちょっと話してたかったのにな。
電車乗っちゃったらさすがに別々に座るよね。
私は先輩と話してたいけど、先輩からすれば、そこまで仲良くもないただの後輩と、30分も話すの疲れるもん。
そう思いながら私は先輩が座った席とは反対側のさらに離れた席に座った
すると、先輩は驚いた顔をして私の方に来た
「なんでそっち座んの??」
「だって!疲れてるところ、わざわざ相手していただくなんておこがましいので!!!」
「おこがましいって
ったく!俺がてんぼちゃんの定位置の横に座った意味ねーじゃん!
疲れてるけど、てんぼちゃんと話してたら楽しいから全然、苦じゃねーんだけど?俺は。
てんぼちゃんはいや??」