両想い切符〜ふた駅先の片想い〜



「そりゃそうですよ!!

連絡先、先輩に教えてないですもん!!」



私がそう言うと先輩はまたクシャッと笑って



「だよな?」


なんて、首を横に向けて笑う



「そーですよ!!」


2人でで笑いあってると、先輩が急に真剣な顔付きになった



「ってことでさ、


連絡先、教えてよ。」




そう言って先輩は自分の携帯を私にチラチラと見せた




えっ………


逆にいいんですか……!!?



「ほらぁ、なに戸惑ってんの!!
はやく!携帯!出して!!」




なんてゆうから私は急いで携帯をポッケから出した



必死で連絡帳を開いていると



「あ、そうだ。」


先輩がまた切り出した



「え?なんですか???」



「ん~?

誘おうと思ってたんだよね、これ。」



そう言って先輩は図書館の窓に貼ってあった夏祭りのチラシを指さした



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