両想い切符〜ふた駅先の片想い〜




私は噴水の前でソワソワしながら待ってた



先輩、少しでもかわいいって思ってくれればいいなぁ。



しばらくすると、電車が到着した



少し急いで降りる先輩の姿が見えた



そんな急がなくてもいいのに…



でも、私服。


カッコイイ…。



シンプルなのに、先輩が着るだけでその服がすごく映えて見える。



凄いなぁ。モデルにだってなれちゃうよ。


あんな人と私、これから花火見られるなんて…




そう思ってると先輩が私に気がついた



「てんぼちゃん!」



そう言って笑顔で手を振る先輩に私はにっこり笑った



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