両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
「あっ!!先輩!それ!
両想い切符ですよ!!!?」
「ん??両想い切符?」
「そうです!
ほら、この切符の端の数字!」
そう言って先輩の持ってる切符の橋に書かれた数字を指さした
先輩の切符には3703と書かれてあった
「おう、3703?これが?」
「そうです!同じ数字に挟まれてるでしょ?
先輩のは、3。
これ、両想い切符ってゆうんですよ?
で、この数字の間に書かれて数字が確率なんですって!
だからー先輩は70%ですね!」
「へぇー!!そんなのあんの!?
これは、田舎の特権だな
つか、70%か~
どーせなら、90%以上がよかったなぁ」
なんて少し拗ねる先輩が可愛い
「でも先輩!
70%なら、絶対私、傘は持って出ますよ?」
私がそう言うとクシャッと笑って
「てんぼちゃんは慰め上手だな」
なんて私の手をぎゅっと握った