両想い切符〜ふた駅先の片想い〜
「…ち…ひろ。」
「ったく、アホ。
もっと自分のこと大事にしろよ。バカ」
そう言って智弘は私を抱きしめた
……へ??…智弘………?
「泣くだけ泣いとけ。」
「なんで……」
「なんでだろーな。
ったくさぁ。いい加減気づけよ、バカ女
こんな傷つけられて…。
俺だったらこんなことしねーんだよ」
……どーゆうこと??
智弘の言ってることについていけない。
頭も全然回らないし…。
「お前はやっぱバカだな。
鈍感バカ女。
俺はお前のこと
ずっと好きだったつってんだろーが」