なにがどうしてこうなった?!
そうして35階に着いてエレベーターを下りた真ん前にラウンジの入口がある。


バーラウンジは夜景を楽しめるように照明は足元にまとめられた上に上の方は絶妙なバランスで間接照明が置かれている。


どこも窓際にソファー席がセットされて大人の雰囲気満載だ。


いや、本当にこんな小娘が来ちゃダメでしょう!

うわーん、シャルルさんにエスコートされてなきゃ絶対に来れないこんな所!


「すごい、綺麗で落ち着いた雰囲気。私なんかが来て大丈夫かな?」


ちょっと不安だ。


すると


「綾乃ちゃん、大丈夫だよ。そこまで格式高いわけじゃないからね。1杯付き合ってくれるだけで良いから一緒に飲もう?」

そう微笑んで優しく手を引いてくれるシャルルさんについていく。


「クラーク様、支配人からご連絡頂いております。ご案内致します。」


そう、責任者らしき渋い感じのバーテンダーさんが案内してくれたのはとっても綺麗に夜景の見えるソファー席だった。





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