風の旋律


遠くから聞こえる野球部の声。



僕の目の前の扉からは何も聞こえない。






それでも僕は、ノックもせずに扉を開けた。



















音楽準備室の机のそばには…

















待っていたかのように僕を見つめる















島村先生と亨さんがいた。




















「……こんにちは、祐介くん。」















いよいよか……………














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