風の旋律
第二曲:2人の気持ち
冬の匂い
文化祭が終わると、あっというまに冬がくる。
登校する生徒たちの中にも、コートを羽織る人がチラチラ見え始めた。
「おっはよー祐介!
何か今日、朝会らしいぜ!だっるーー!」
朝からテンションの高い友人A。
なんか、作者が名前覚えるの面倒らしい。
ごめんなさい。
『おはよ。なんかあったのかな?
今日は珍しく、朝、誰先生にも会わなかったよ。』
毎朝、誰かしら先生には会うんだけどな。
「う~む…。もしかして…誰かが煙草見つかったとか!」
『それなら学年集会で間に合うだろ。』
「ゔ…冷静なご指摘どうもです…。」
アホな友人Aはさておき、朝会なら、早く体育館に移動しなきゃな。
面倒臭い。正直。
体育館に移動すると、音羽のクラスの子を発見した。
その近辺で音羽を探してみるけど、なぜかいない。
休み?なわけないんだけどなぁ。
あとでメールしてみようか…。
体育館が騒がしくなってくると、校長が舞台にでてきた。
その後ろに、見知らぬ男性が……。
ん?あの人どこかで見たような……
……………え!!??
見知らぬ男性の後ろに……
……音羽!!??