本当の私を愛して
『あっ、どうぞ』

「悪いね」

男は白馬を連れ、水を飲ます

「俺の名前はライド。よろしく」

『ライド様・・私は』

「知ってる。マリア様でしょ?噂は聞いてました」

私の名を知っていたライド様

この人も周りにいる人達と一緒なのかと思い

少し悲しくなった

「マリア様、馬に乗ってみませんか?」

『え?』

「俺が後で支えますし。馬に乗ると吹っ切れますよ?」

ライド様から差し出された手を無意識に握っていた私

「決まりですね」

ライド様の笑顔から目をそらせない
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