【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「困ったなー、千歳、誰がいいか希望はあるかー?」
困ったように苦笑する先生。
女子たちは、チラチラと熱い視線を千歳くんに送る。
相変わらず千歳くんはうんざりしてるけど…
まっ!私には関係な……
「こいつ」
千歳くんは私を指差した。
「……へっ?」
恐る恐る周りを見渡せば、女子からの冷たい視線が私を突きさす。
何この状況!?!?
なんか、身に覚えがあるんだけど!
「千歳が瀬戸口がいいらしいんだが、瀬戸口やってくれるかー?」
「い、いや私は……」
断ろうとしたとき、隣からものすごい視線を感じて恐る恐る隣を見れば
ギロっと私を睨む千歳くん。
いかにも“断るんじゃねぇよ”と言っていて。
「………はい。やります」
あまりの恐ろしさに、つい引き受けてしまった。
………誰か。
私の代わりになってくれませんか。