【完】学校1のモテ男と同居はじめました
* * *
多分この角を曲がれば。
角を曲がろうとした瞬間、大きな声が聞こえてきた。
「…っ、洸なんかもう知らないっ!!」
慌てて覗こうとしたとき、泣いてる女子とその取り巻きの女子とばったり鉢合わせた。
「な、なんで、千歳くんがっ…」
口をパクパクさせる女子は、前に告白された女子で。
…名前は知らないけど。
「瀬戸口になんかしたわけ?」
何言ってんだ俺。
面倒ごとに巻き込まれるのはゴメンなのに。
「…っ、そ、そのっ…」
あたふたする女子。
周りの女子も焦っている。