【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「もしかして冗談なんですか!!?」
「病み上がりの子にそんな無茶振り言うわけないでしょ」
た、たしかにそうだけども…。
「それに俺も悪かったし、新奈ちゃんが謝る必要ないよ。」
「で、でも……」
私の頭に置かれる手。
「ないって言ってんだからそれでいいの。だからそんな顔しないでよ。」
ね?って言って顔をのぞき込む洸くんに胸が高鳴ったのがわかった。
「は、はいっ」
ま、まただ…
胸がうるさいし苦しい…。
「わかったならよろしい。」
ニッコリ笑ってわしゃわしゃと私の頭を撫でる。
……あぁもう。
気づきたくなかったのに。