【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「あ、あの…」
私が言いかけた時。
「…さっきからうるさいんだけど。」
頬ずえをつきながら、洸くんを睨む千歳くん。
「…あー…」
一瞬、千歳くんを鋭く睨んだ洸くんは
「ごめんね」
笑顔を浮かべてるけど目が全く笑ってなくて。
「…別に」
…早く時間過ぎろ。
さっき以上に漂う不穏な空気に耐えきれなくなって、心の中でそう唱える。
けど、時計を見ても全く時間は進んでなく、授業が終わるのにまだ数十分もある。
嘘でしょ…。
30分くらい経ってた気がするのに、まだ数分しか経ってないじゃん!!