【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「…自分から告白したのも、自分から触れたのも、全部お前が初めてなんだけど、
それでも本気じゃないように見える?」
どきん…。
千歳くんは頭から手を離すと。
「お前がたぶん、他に好きな奴がいるって分かってた。
どうせ叶いっこないなら、諦めた方が楽だって思ってたし、諦めようとした。
…それなのに、気づいたらお前のこと目で追ってた。」
う…うそ…。
じゃあ、千歳くんは私の気持ちに気づいて…
「好きだ。
委員会で居残りした日からずっと、好きだった。」
今までにない、真っ直ぐな瞳に捕らわれて、そらせない。