【完】学校１のモテ男と同居はじめました

「え！してないの！？」






なんで！？と言いだげな顔で私を見る杏。






「…答えはもう分かってるから返事はいらないって。｣






「えー、私も好きって言えばよかったじゃん。付き合ってみたら好きになるかもよ？」






「…だって私、好きな人いるし」






「誰！？」








ぎく。







「そ、それは………あっ！！日誌書き終えたし、届けてくる！！！」





「なっ、新奈！？」







私の名前を呼ぶ杏をよそに、逃げるように教室を出た。







危なかった……。

洸くんが好きなんて言ったら、同居のこともバレちゃうだろうし。







…でも、もう杏に言っちゃった方がいいのかもしれない。



…同居のこと。