【完】学校1のモテ男と同居はじめました
*洸side
「ねぇ、今日遊ぼ〜よ♡」
甘ったるい声。
香水の匂いをプンプン漂わせながら、ベッタリと俺の腕に絡みつく。
「ごめん、もう誰とも遊ばないって決めたんだよね」
得意の愛想笑いを浮かべながら、絡みついた手を剥がす。
「はっ!?どういう「今までありがと。じゃあね」
後ろで何か言ってた気がするけど無視して目的地に足を進める。
目的地はもちろん…新奈ちゃんのクラス。
3組だけ、別棟で離れてるから、学校であんまり会えない。
まだ新奈ちゃん残ってるといいけど。
少しの希望に期待しながら、階段を駆け下りた。