【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「その子はーー……」
「い、言わないで!!」
耳を塞いで、下を向いた。
すると洸くんが私の前に来てしゃがみ込むと私の顔を見上げる。
「最後まで聞いてよ」
そう言うと、耳を塞いでた両手を洸くんに掴まれて下ろされた。
「…っ」
もう洸くんの恋を応援するしかないんだ…。
「俺の好きな人はーー………って!
はっ!?えっ!!!?」
私を見上げる洸くんが目を見開いて驚く。
それはたぶん
「……うぅっ……ひっく…。」
私が泣いてるからだと思う。