【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「…そんなに聞きたくないの?」
洸くんの問いかけに、コクリと頷く。
「だっ…だって…」
「うん」
やっぱり、洸くんの恋を応援なんてできないよ。
だって私は…
「……洸くんが…好き……っだから……」
涙を手で拭う。
それでも溢れて止まらない。
しばらく沈黙の時間が流れたあと、洸くんの深いため息が聞こえてきた。
ギュッと瞑った目を開けば、私の前でしゃがみこんだまま両手で顔を隠す洸くん。
「………それ、今言っちゃう?」
洸くんが隠してた両手を外すと、今までに見たことないくらい真っ赤な顔で。
「…俺から言わせてよ。ばか。」
「えっ…?」