【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「千歳先輩、今日もかっこいいですね!」
「……」
「かっこよすぎて惚れ直しました!よかったらあたしと…」
「絶対無理」
「そこ即答ですか!?」
下駄箱に着いて、くだらない会話をしていると瀬戸口が下駄箱に来た。
「あっ、千歳くん、今帰りですか?」
「…そうだけど」
瀬戸口は、後ろにいた橋本に視線を向けると
「…あれ?確か…前にプリント拾ってくれた…」
「あっ、橋本 雫(はしもとしずく)です!」
「私、瀬戸口 新奈です。この間はありがとうございました」
「い、いえ!!あたしこそぶつかってごめんなさい!」
「いえ、あっ…じゃあ私はこれで」
時計を確認するなり、急いだ様子で去っていった瀬戸口。
俺はその後ろ姿をただ眺めていた。