【完】学校1のモテ男と同居はじめました




「歩ける?」




「な、ななんとか」




「じゃあこっちに来なよ」





洸くんにそう言われて、震える足で立ち上がる。




……真っ暗だから余計怖い。
もしかしたら貞子が私の隣に……。





ーーーゴロゴロ…ピカーンッ!!!




「ぎゃっっ!!!」




怖さで足がすくんで動けない。




もうほんとやだ…。
だからホラー映画は苦手なんだよー!!





「やっぱ歩けないじゃん」




洸くんは立ち上がると私の方へ歩み寄る。




そして私の膝の裏に手をすりこませ、もう一方の手を背中に回すとそのまま私を持ち上げた。


< 37 / 335 >

この作品をシェア

pagetop