【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「ふ、ふふふふざけないでください!」
「ふざけてないよ?」
吉田くんは立ち上がると私の方へ近づく。
私は逃げるように後ずさりするけど、壁際まで追い詰められてしまった。
トン…、と両側に手を置かれて逃げ場をなくす。
こ、これは壁ドンですか!?
「顔真っ赤。かーわいー」
「なっ…!!」
「ほんと食べちゃいたい」
グッ、と近くなる顔。
「よ、吉田くん顔近すぎですっ…」
「んー?」
至近距離で見るイケメンの顔の破壊力に必死に胸板を押すけど離れてくれる気配は全くない。
「よ、吉田くん、離れ……『チュッ…』
おでこに落とされるキス。
「な、な、なっ…」
「冗談だよ」
吉田くんは笑いながら私から離れた。