【完】学校1のモテ男と同居はじめました
「千歳くんすごい人気だね」
前の席の杏は隣の千歳くんに聞こえないように、私の耳元でボソッと言った。
「うん、そうだね。すごいカッコイイし」
…私はちょっぴり苦手だけど…。
さっきだって睨まれて怖かったし…。
「でも洸くんとは正反対だよね
洸くんは来るもの拒まずだけど、
千歳くんは………」
杏は私の肩を叩くとバレないように千歳くんを指さす。
…?見ろってこと?
隣の席の千歳くんを見ると、洸くんの席を数人の女子が囲んでいて。
女子たちはニッコリ笑顔で、千歳くんのことを見ている。