【完】学校1のモテ男と同居はじめました
* * *
「お待たせしましたぁ♡」
若めの女の店員さんが、あからさまに作った声で言いながらテーブルに食べ物を置いた。
…お、おお。
店員さんにもモテてらっしゃる…。
「それではごゆっくり♡」
ニコッと笑いながら、店員さんは注文を取りに行った。
「…洸くんモテすぎですよ、羨ましいくらい」
「もしかしてヤキモチ?」
洸くんはニヤッと意地悪く笑うとパスタを一口パクリ。
「なっ、そんなんじゃ…」
「あれ彼女?」
私が言いかけたとき、後ろの席から女の子たちの話し声が聞こえてきた。