秘密の陰陽師 【肆】上




私も校長先生のところに行くために柊の方へ行こうとした時




「一ノ瀬ー!ちょっと来てくれるかー」




多田先生にそう言われた




私何かしたっけ??




そう思いながらも先生の方へ歩いて行く




「どうかしましたか?」




「あぁちょっとお前に話しがあるんだけど少し残ってくれるか?」




話し?なんだろ?




もしかして成績の事とか…?




でも私テストは落としてなかったはず…




うーんと頭をひねる




しかも私今から校長先生の所に行かなきゃダメなんだけどなー…




「これから用事があるんですけど今じゃダメですか?」




「あぁ周りに聞かれるとちょっと困る話なんだよな、用事は時間かかりそうか?」




そんなに大事な話しなのかな?




うーん…どうしようかなあ




校長先生に聞きに行ってから戻ってこればいいかな?




「多分15分ぐらいで済むと思うんですけど…」




「そうか!なら俺はこの教室で待ってる。」




そう言ってニカッと笑う先生




「分かりました。なるべく早く来ますね」




「あぁ」



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