秘密の陰陽師 【肆】上
「今日の見回りはしてもいいでしょうか?」
舜が校長先生にそう聞いた
「あぁ君たちなら残ってくれて構わんよ。
今日もよろしく頼むね」
優しくそう微笑みながら話す校長先生
「諸事情って何ですか?」
璃玖がそう聞くと校長先生は少し黙ってから
「あぁその事なんだけど…うん、やっぱり君たちには話しておくよ。さ、お茶が入ったからそこのソファーに腰掛けてください」
そう言って人数分のお茶を持って来てくれる校長先生
「手伝います」
「あぁありがとうね一ノ瀬くん」
校長先生が持っているお盆をもらい、皆にお茶を配った