秘密の陰陽師 【肆】上
すると
「朝からついてないなお前」
と、少しバカにしたような声と
「もう惚れられたのかよ?」
呆れた声が聞こえた
私たちは声のする方を見た
そこにはまたまたイケメン2人組がいた
そう、璃玖と柊です!!!
「おはよう!璃玖!柊!」
私はニコッと笑って手を振った
「おはよ、葵」
優しい表情を浮かべて手を振り返してくれる璃玖
「葵おはよう」
今までの仕事柄のせいか、柊が笑うことは滅多にない
だから学校では皆にクールキャラって言われてる
でも、2人ともだいぶ人間界での生活にも慣れてきたみたい
「さぁ俺らもはよ行くでー」
拓海の声で私たちはクラス割りが張り出されている中庭に向かって歩き始めた