秘密の陰陽師 【肆】上
舜side
セアロマを探し始めて1時間は経つ頃だろうか
一向にセアロマを見つけることができない
いくつ教室を回ってもどこを見てもセアロマらしきものは見つからないんだ
3階の教室を見るために階段を登っていた時ちょうど上から璃玖が降りてきた
「なぁ舜、セアロマ見つけたか?」
璃玖の言葉に俺は首を横に振った
「俺もだ、一向に見つけられる気配がないんだが」
璃玖は困ったと言わんばかりの表情を見せる
「とりあえず一旦全員で集まろう」
俺がそう言うと璃玖は皆にメールを送って5分後に音楽室に集合になった