秘密の陰陽師 【肆】上




俺と璃玖は音楽室を目指して歩く




「もしセアロマが仕掛けられていないとしたら校長室に置いた手紙とセアロマは何の意味があるんだ?」




隣で璃玖がうーんと考える




確かにそうだ。




いったい誰が何の為にこんな事をしているんだ?




そもそもこの一連の行為は誰がやってるんだよ?




この間のロボットは気を持っていなかったし今日の手紙とセアロマを校長室に置いたのだってもし妖ならそんな面倒なことはしないはずだ




妖たちなら狙った獲物のためなら他の生徒の事なんて気にせず攻撃を仕掛けてくる




そう考えるとやっぱり…人間、か?




あーくそ。考えてもさっぱりわかんねぇ



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