秘密の陰陽師 【肆】上
「舜大丈夫か?音楽室ついたぞ」
ボーッと考えていたらいつの間にか音楽室についていた
隣から璃玖に声をかけられてパッと我に返る
「あぁ、大丈夫だ」
俺がそう言うと逆の方向から柊と拓海が歩いてきた
「なぁ俺な、北館の方ずっと探してたんやけどセアロマら一個もあらへんかったで?」
拓海は椅子に腰掛けながらそう言った
「あぁ、俺たちが探したところからもセアロマらしきものは1つも見つけられなかったよ」
璃玖がそう言うと柊と拓海はやっぱりかと言った表情を見せた