秘密の陰陽師 【肆】上
「ああ、わかった。
このあとすぐ伝えておくよ」
「あと…直接ご報告に行けなくてすみません、とお伝えください」
俺がそう言うと電話の向こうからハハハと笑い声が聞こえる
「本当になんて言うか…謙虚でいい子だな舜くんは。
こんないい子が本当にいるのか疑いたくなるぐらきいだよ。。、
実はドSだったりして??」
電話の向こうから聞こえる声に俺はドキッとした
葵同様、蓮さんも勘が鋭そうだ、、
「なーんて冗談はこれくらいにして、とりあえず今日は葵を頼むね。
夜の見回りは俺が回るから葵は休ませてあげてくれ」
きっと葵のことが大切で仕方ないのだろう
電話越しでも心配しているのが痛いほど伝わってくる
「すみません、よろしくお願いします。
また後日陰陽師本部含め、皆様に報告させていただきます」
そう言って通話は終了した