秘密の陰陽師 【肆】上




時計を見ると10分ほど経っていた




「そろそろ戻るか」




コーヒーを持ち、ベッドに戻ったのはいいが




「まじかよ…」




寝てやがる




ベッドに横になってる葵は本を抱きしめてぐっすり寝てる




「すみません…寝ているようなので起こしたら悪いと思いまして舜様を呼びに行ったのですが、なにやらお電話されていたようだったので…」




岡田は困ったように眉を下げる




「ああ悪い…
て言うかこいつ起きるのか…?」




葵がぐっすり寝ているときは少々のことがあっても絶対に起きない。




この間なんて割と大きめの地震があったのに、そんなのあったの?怖いね(笑)なんて笑いながら言っていたな…



俺からすれば全く起きないお前の方が怖くて心配だよ…



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