秘密の陰陽師 【肆】上




そんな時隣から興奮した声が聞こえた




「なぁお前みたか?!一ノ瀬先輩!」

「あぁこの世の人とは思えない
美しさだったな…」

「俺一度でいいから名前よばれてみてぇ!」




こちらも新一年生と思われる男の子達数名が皆顔を真っ赤にしながら喋っていた




一ノ瀬先輩?
聞いたことがあるようなないような…




でも私は舜先輩にしか興味がないのよっ




なんて思いながらより一層人が集まっていた所に私も足を進めた




きっと先輩達はイケメンだから皆に囲まれているんだ




出遅れちゃいけない!




私は人混みをかき分けて前に進んだ



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