秘密の陰陽師 【肆】上




井上君は舜を見つけるなり
早速絡みに行っていた




井上君が来たことで舜の眉間にシワがよっていた




「花、おはよう!春休みはどうだった?」




「聞いてよー!それがね〜…」




それから色々と話しをしていると
あっという間に中庭について、大きく張り出されているクラス割りに目を通した




1組から目を通す




一ノ瀬葵…一ノ瀬…




あった!私はまた5組だった




「花あった〜?」




隣で自分の名前を探している花に聞いた




「やったよ葵!!今年も一緒だよ!!」




そう言ってギュッと抱きついてきた花




なんだか去年も同じような事した気がする…




私は心の中で少し笑ってしまった




「あ〜御影も一緒だよ〜あ、柊の方ね!」




花は配られた5組の名簿を見るなりそう言った



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